まま守り

簡単ストレッチ

ままもりサポーターで理学療法士、ヤムナボディーローリングプラクティショナーの東 章代(ひがし ふみよ)です。
私はレディースクリニックで非常勤で女性専門理学療法士として働き、それ以外はヤムナと言う手のひら大サイズの様々なボールを使ったワークのレッスンやコンディショニングをしています。

産前産後の身体は女性の人生の中で最大のイベントだと言われるくらい身体の変化があります。
妊娠中は10ヶ月で10kg前後の体重が増えるだけでなく、血液量が1.5倍になったり、肺の拍出量が増えたり、血管が太くなったり、匂いを感じるのが3倍になったり、貧血傾向になったりなどなど。。。そして出産の時には骨盤が広がり3kg前後のベビーが生まれます。10ヶ月間での身体の変化はとてつもないです。

身体で言うと、妊娠中子宮は10ヶ月をかけて段々と大きくなるのですが、出産の時は一瞬で子宮の中のものが外に出るので膨らんだ風船が縮んだ状態になります。
元々お腹の部分は腰の骨があるだけで他は皮膚や筋肉、内臓があるだけです。だから子宮が大きくなって上や前に出ることができるのです。
また、胸の部分にある肋骨は背中の骨の前にあり、肋骨の下を支えるのは先程のお腹の筋肉たちです。その筋肉たちがお腹の中で風船のようになって肋骨が下がらないように身体を支えています。
出産後で伸びたお腹の皮膚や筋肉が縮んだ風船のように力を発揮できなくなると肋骨を下から支えることができずに肋骨が下がってきます。
支えられない状態での授乳や抱っこの姿勢でよりお腹の筋肉たちの復活がしにくくなり身体が潰れてしまいます。腰痛の原因や産後のぎっくり腰の原因の一つになったり、産後のぽっこりお腹の原因の一つにもなります。
産後の体型戻しに何か運動をしないといけないと焦るママも多いとは思いますが、産直後から激しい運動は行わなくていいです。先程のお腹の筋肉を少し復活させる程度から始めるのがいいかなと思います。
忙しい育児中に時間はそんなに取れないと思うので、簡単なストレッチをここでお伝えします。

産前産後は人生の一大イベントと先程も書きましたが、出産後に骨盤が骨折したのではないかと心配されたママもいるほど身体へのダメージはかなり大きいです。
産直後は80代の方と同じ身体と言われるくらいですから。。。

しかし、実は自分の身体を見直す絶好のチャンスです。
自分の身体がどうなっているか、今どんな状態なのか、自分の身体と向き合うことで身体のご機嫌をとりながら快適に過ごせる道を見つけることができます。
後々更年期で自分の身体と向き合わざるを得ないので今の間に身体と向き合うことを知っているといいかなと思います。
私自身も元々仕事で身体のことは学んでいましたが、自分が出産したことで女性特有の身体の変化を知り、興味が湧き、今の仕事に繋がっています。
自分が年齢を重ねることに対しても興味津々でどうやって老化を遅らせるか自分の身体で実験するのが楽しいです。
わからないから不安になったりすると思うんです。知れば怖くないこともいっぱいあります。

自分でどうにかする方法もたくさんありますし、他者に委ねる方法もいっぱいあるので色々な情報に悩み、自分の身体と相談しながら決めていけたらいいなと思います。
身体のことで聞きたい、知りたいことがあったら聞いてくださいね。
もちろんサポートもさせていただきますよ。何かございましたら連絡ください。

東 章代

理学療法士、ヤムナボディーローリングプラクティショナー

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