まま守り

子供の成長は大丈夫かな?

"こんにちは、フリーの理学療法士としてレディースクリニックで女性専門理学療法士として働いたり、ボールを使ったレッスンをしたり、コンディショニングをしたりしています、東章代(ひがしふみよ)と申します。

理学療法士の中にはいろいろと専門分野があり、
私の場合は整形外科分野の患者さんを観ることが多かったのですが、
学生時代は全分野の勉強をします。

その中で小児分野がありまして、ベビーが歩くまでどのように成長していくか(それを発達と言います)を勉強します。
よく育児雑誌で「◯ヶ月は何をする」みたいな分類を見たことがあると思いますが、
その順序や特徴を覚えるんです。
また成長の進み具合はベビー1人1人違うのですが、だいたい期間が決まっていて、
期間を超えてもできなければ専門の施設で理学療法士が関わることになったりします。
よく発達が遅いと言われるのがこの場合に当たるのですが、
それはお医者さんの診断によって理学療法士などが関わることになります。

私は中学2年生の息子がいるんですが、生まれた時は体重3118gだったんです。
そして1ヶ月検診で5200gくらいになっていました。
どんどん右肩上がりに増えて、6ヶ月で10kg超えていて9ヶ月検診で見事に大きすぎるので専門の小児科医に受診してくださいと言われました。
私自身、発達の知識があったので少し寝返りができるようになるのが遅いと病気じゃないかとか少し足の開きが悪いと股関節に問題があるのじゃないかと心配になりました。
そもそも理学療法士というのは身体の動きのできないところをどうやってできるようにするかが仕事なので息子に対してもできないところ探しばかりをしてしまっていました。
今から思えば息子は病気じゃないかとずっと思われていたのでいい迷惑でしたよね。
病気前提で何をするのも見られていたのですから、今になっては申し訳ない気持ちでいっぱいです。

話が逸れましたが、息子は体重が大きくて病院に受診することになったのですが、血液検査をしたり、いろいろな動作の検査をしても原因が見つからずでした。
その時、離乳食をぱくぱく食べていたのですが、小児科医に食べている内容を伝えたところ「食べ過ぎやな」と言われてそれから私が気にするようになったことで息子は離乳食を食べなくなりました。
離乳食の中期や後期はほぼおっぱいで生きていました。体が大きいことも離乳食食べないことでもかなり悩みました。
ご飯食べない星人だった息子ですが、1歳過ぎてから保育所に通うことになり初めは給食を食べなかったのですが、今までのようにおっぱい飲めないようになったことで給食を食べるようになりました。
2歳児クラスの時は保育所でも家でもモリモリ食べるようになっていました。体重もだんだんと落ち着いてきて、小学校に入学する頃には平均的な身長と体重になっていました。

◯ヶ月検診があるのは、病気を早期発見して早期治療で早くに発達を正常に追いつかせたいからです。
ベビーによって早い子ちゃんもゆっくりちゃんもいます。
私の場合は体重でしたが、それが寝返りだったり、歩くのだったりします。育児雑誌には「◯ヶ月で・・・できる」というピンポイントで書いていますが、正常の幅があって歩くのなら8ヶ月から16ヶ月の間でできるようになれば正常です。それに順序があってその順序を追っていればゆっくりちゃんでも安心していいと思うんです。小さい時に心配していたことが大きくなれば心配することになってないこともあります。

ベビーが小さい時はわからないことが多いから不安が大きくて悩むことが多いですが、専門家に相談してみるのもいいし、他愛もないおしゃべりを友達としてストレス発散するのもいいと思います。今しかない可愛い時期の育児がしんどいことでいっぱいにならないように心配しすぎないようにしてくださいね。

何かあればお話を聞くこともできるのでお問い合わせください。"

トップへ