まま守り

エシカルファッション

子育て中の皆さま、フランス帰りのままスタイリストあられです。

今日のテーマは『ファッション』についてです。

ファッションの中でも「エシカルファッション」についてお話します。

‘’エシカル‘’とは、‘’倫理的な‘’‘’道徳的な‘’という意味です。ちょっと難しい言い方ですが、「私たちの良心と結びついていて、人や社会、環境に配慮されている」ということです。

お店でベビー服を見ていて、「オーガニック製品」「オーガニックコットン」という表示がされているのを見たことはありませんか?赤ちゃんの肌って敏感なので、できるだけお肌にやさしい素材を使いたいと、オーガニックなものを選んだことがある方も多いと思います。オーガニックなものって赤ちゃんにもやさしいですし、環境にもやさしいですよね。そういったことも‘’エシカル‘’です。

「SDGs」」という言葉をCMや街中でよく見かけるようになりました。わたしは和歌山県に住んでいて、特急くろしおのパンダ列車に「SDGs」と「アドベンチャーワールド」のコラボレーションのデザインがされているのを見ました。「SDGs」とは2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」のことで、「世界を変えるための17の目標」が定められています。

17の目標のうち、12番目の「作る責任、使う責任」というものが‘’エシカル‘’に当てはまります。そして、みんな“消費者‘’なので「使う責任」というものはすべての人に関係してきます。

アパレル産業の環境汚染や労働環境が世界的に問題になっています。お洋服を作る過程で環境が汚染されたり、過酷な労働環境で働かされている人たちが作った製品が‘’ファストファッション‘’と呼ばれるブランドで安価で売られていて問題になっています。こういう事実をまずは知ることが大切です。

では、どういう風に行動していけばいいのかと、多くの人が思うでしょう。いきなり世界を変えるような活動は難しいですが、先程も書いた、日常のお買い物でオーガニックな物を選ぶというようなことでも社会の役に立つことができるのです。いいと思った商品を買うことは、社会に対する意思表示になり、「バイコット」と言われています。例えば「自分や赤ちゃんの肌にいいものを選ぼう」とオーガニックな商品を買うことが社会の役に立つのです。

ここで豊島株式会社の『オーガビッツ』という取り組みについてご紹介します。オーガニックコットンを通して、みんなで「ちょっと」ずつ地球環境に貢献しようと始まった社会貢献プロジェクトです。オーガニックコットンの混率を10%から設定でき、他の素材と組み合わせることで衣料品にしています。『any FAM』など有名ブランドとコラボレーションも多くされています。

『オーガビッツ』

子育て中は社会から取り残されたと感じてしまうことも多いです。人とリアルに会いづらい今のご時世、孤独を深めてしまっている子育てままもいるでしょう。子供を育て、物を買うということは社会に大いに役に立っています。このブログを読んで、少しでも社会とのつながりを感じてもらえれば嬉しいです。

参考資料
『はじめてのエシカル 人、自然、未来にやさしい暮らしかた』末吉里花
映画『ザ・トゥルー・コスト』

スタイリストあられ

アポルテコーデ マルシェ

トップへ