まま守り

「いのちを育む発酵食」

食べるものが私たちのいのちを作ります。
今注目されている腸内環境は、おおむね妊娠期10ヶ月と授乳期にお母さんの腸内細菌が渡され形成されます。そして4、5歳までの食事や生活の環境でほぼ生涯の腸内環境が決まります。

そのあとの食事や生活の仕方である程度は影響を受けますが、大きく変えることはできません。良い腸内環境を作れた子供達は、生涯を通してストレスに強くて病気になりにくい、力強く生きる力をつけることができます。
つまりはお母さんの食生活が子供の腸内環境を作るといってもよいほどです。

だからこそお母さんの食事がとっても大切です。
子供たちの輝く未来のためにも、まずはお母さん自身の体を愛する食事をして輝いていただきたいなぁて思います。
その食事に発酵食を取り入れると、栄養価を高め、腸内環境を良くすることができます。

発酵食は・・
良いのは聞いているけれど、どうしていいの?
食べたいけど、何を食べればいいの?
どうやって食べたらいいの?
そう思っている方も多いのではないでしょうか?

発酵食の健康に良い点を大きく3点、そして代表的な食べ物をご紹介しますね。
1. 消化・吸収を助ける
納豆
大豆を納豆菌で発酵することで、大豆中のタンパク質がアミノ酸やペプチドに分解されて消化吸収しやすくなります。
甘酒・塩糀
糀には消化酵素アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼを多く含むため、米やイモ類と発酵させると糖質が分解されて甘くなったり、肉や魚をつけるとタンパク質を分解し柔らかくなったりするのはこのためです。分解されることで消化吸収しやすくなります。

2. 新たな栄養成分が生まれる
発酵過程で微生物が育ち、同時に新たな栄養素が生じます。
ぬか漬け
ぬか床は乳酸菌や酵母で発酵されます。
乳酸菌が糠床の中で多種類のビタミンの代謝生産することから、糠床には多種類のビタミンが存在するようになります。(とくにビタミンB群が豊富)
その糠床に野菜を漬けると、糠床のビタミンが野菜に吸収されて、元の野菜よりもビタミンの種類が多くなり栄養が豊富になります。

同時に発酵過程中に「抗酸化作用」などの物質が生まれます。
抗酸化作用は美肌やアンチエイジにも効果的です。

3. 免疫系のバランスをとる
発酵食品には生きた乳酸菌、善玉菌、善玉菌予備菌がたくさん存在します。
乳酸菌が善玉菌をふやし、腸と直径している自律神経のバランスを取ることで免疫力をあげます。
アトピーや花粉症は免疫バランスが傾いて起こる病気です。
ヨーグルト
ヨーグルトには多量の乳酸菌や善玉菌予備軍を含みます。タンパク質やカルシウムなどのほかの栄養素も豊富です。

私たちは口から入れる乳酸菌や善玉菌は腸内に定着させることができないので、毎日食べ物から菌をさまざまな食べ物からたくさん摂取することで、多様性のある良い腸内環境を維持します。
手作りするのが一番良いですが、忙しくてできなくても市販品のものをたくさん食べるようにしましょう。選ぶ基準は防腐剤などの添加物ができるかぎり加わっていないことがポイントです。添加物は腸内の良い菌も悪い菌も殺してしまいます。できることから続けていきましょう。
なにより大切なことは、お母さんが元気いっぱい笑顔で健康的に過ごせること。子供たちや家族が元気に過ごせるように、毎日の食事を楽しみながら食べましょう!

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